食卓をゴキゲンに!

 

自然薯って何?

吟風農園の自然薯
吟風農園の自然薯

 

自然薯は山芋の仲間で

「山芋の王様」と言われます。

特徴は、何と言ってもその「ねばり!」

すりおろすと箸でそのままつかめるほど!

 

そして、「土の香り」と

自然薯が持っている「甘い香り」が

入り混じった「独特の風味」で

食欲をそそります。

 




自然薯 じねんじょ

東海道五十三次 「名物 とろろ汁」 鞠子宿 丁子屋 歌川廣重画
東海道五十三次 「名物 とろろ汁」 鞠子宿 丁子屋 歌川廣重画

 

江戸時代の絵師、歌川(安藤)廣重による東海道五十三次(浮世絵木版画)は、名所絵として描かれたもので現在の観光案内パンフレットですね。

 東海道の宿場町「鞠子宿(丸子宿)」(まりこじゅく)は、現在の静岡市駿河区丸子です。そこで創業1596年(慶長元年)から名物茶屋、元祖 丁子屋(ちょうじや)で、行き交う旅人に立て看板の「名物とろろ汁(自然薯をすりおろしたもの)」を振る舞う様子を廣重が描いたのがこの絵です。

 

なんと、四百有余年「とろろ汁」を提供する老舗として、また現存する日本最古のとろろ汁屋として、今なお同じ場所で営業をされていているなんて驚きです!!

あの戦国時代のクライマックス「関ヶ原の戦い(1600年)」の前から、街道筋で商いを続けているなんてすごいですよね!自然薯栽培農家の私としては、一度は行って「とろろ汁」を食べてみたい憧れの老舗の自然薯お料理店です。

 

松尾芭蕉が1691年に弟子の乙州が江戸へ行く際の、はなむけの句です。

「梅が咲き、若菜が萌えて丸子の宿では名物の『とろろ汁』を食べる。旅には誠に良い季節ですよ」と、道中の多幸を祈って送り出しています。

 

この句が当時の旅人に強い印象を与え、宿場名物として『とろろ汁』が益々食べられるようになったようです。

十返舎一九(駿府に生まれた劇作家)

 弥次さん喜多さんが繰り広げる珍道中を描いた「東海道中膝栗毛」は、1802年頃に刊行された江戸時代の娯楽滑稽小説です。

その小説の丸子宿のシーンで、とろろ汁を描いています。

 

 けんかする夫婦は口を とがらせて

 とんびとろろに すべりこそすれ

 

 

なんと、江戸時代の三大文化人が丸子宿に勢揃いです。

丁子屋で名物「とろろ汁」を皆さん頂いたのかなぁ! 

 

歌川廣重が1834年に「東海道五十三次」を完成させたのですが、その約140年前の松尾芭蕉の句や、約30年前の十返舎一九の話を念頭に置いて「名物 とろろ汁」を描いていたのですね。

 

店の軒先には梅の花が咲き、弥次さん喜多さんと思われる旅人二人が、存分に「とろろ汁」を味わう姿が描かれています。

 

 左側に長い棒と、わら菰(こも)を担ぎ煙管をくわえ宇津ノ谷峠の方へ歩いている人が、丁子屋に自然薯を収めている農夫なんですね。

腰巾着が膨らんでいるので自然薯は、いい値で売れたのかなあ。



粘りと風味自慢の自然薯
吟風農園の自然薯

 

自然薯は芸術だ!!