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そばの刈取り作業

令和3年10月26日(火曜日)

薄曇り空

昨日までの雨模様が、今日は晴れの予報です。

午前10時刈り取り作業を委託した業者のトラックが到着し、圃場近くの道路で荷台からコンバインを降ろしました。

業者さんは県境をはさみ、農作業の請負や稲育苗など手広くしている隣町の鳥取県岩美町「(有)いわみ農産」です。

蕎麦の刈取り適期は、播種(種まき)後70日~80日とされています。

弊園の播種日は8月22日(日)ですので66日であり、少し早めかと思いましたがベテランのそば栽培農家さんに見てもらうと「いいよ!刈れる。」とのこと。

刈り取りは、穂の実が70~80%熟れていれば収穫時のようです。

今年は農協で検査を受けて、兵庫県の豊岡市出石(いずし)蕎麦組合に引き取られます。

出石といえば有名な「出石そば」の「皿そば」ですが、歴史があり江戸時代の宝永三年(1706)に出石藩主松平氏と信州上田の仙谷氏がお国替えとなりその際、仙谷氏と共に信州から来た蕎麦職人の技法が在来の「そば打ち」の技術に加えられ誕生したようです。

また、これも有名な「出石焼」が始まり白地の小皿に盛る様式が確立されたようです。

今では約50軒の蕎麦屋さんが並ぶ関西屈指のそば処として知られています。

吟風農園の栽培技術を向上して将来的には蕎麦組合に出荷と、併せて消費者の皆様へ直接ネットショップを通じて「蕎麦粉」としてご提供できないものかと夢を見て計画中です。ご自宅で自ら「そば打ち」をして、召し上がるのは「おつなもの」ではないでしょうか。